用語集

アームサポート(アームレスト、肘掛け)

肘をうまく支えると上手に座れる場合があります。実際はアームサポートだけでは不安定なので、この上にカットアウトテーブルを乗せて使うことになります。体がぐらついたりして不安定な場合は、少し高くするとうまく行くこともあります。また、カットアウトテーブルの上にクッションを置いて安定を図ることもあります。高さは容易に変えられるようになっています。

※※ カットアウトテーブルとは、アームサポートを利用してからだの形にくりぬいたテーブル板のことです。遊びや食事のときに役に立ちますし、肘を支えることで姿勢の安定を図る目的のために使われることもあります。特に肘の支えを主目的にする場合、テーブル面にクッション張りにすることもあります。

 

アームサポート(肘掛け)

押し手

移動は介助者が後ろから押すことになりますので、押す人の身長によって高さが変わります。また、ティルトやリクライニングでバックレストの角度が変わるので、どの角度に設定して移動するのかも事前に確認しておかなければなりません。高さが簡単に調整できるタイプもあります。

キャスター

室内の移動に便利です。ストッパーが付いているので固定もできます。

屋外で移動する場合は車椅子タイプの座位保持装置になります。

骨盤(こつばん)サポート

背中をもたれた状態でお尻が前にずれてくると骨盤は後ろに傾きます。そうなると脊柱(せきちゅう/背骨)は後弯(こうわん)します。猫背とか円背(えんぱい)と呼ばれる状態になってしまいます。しかし、骨盤を適切な位置に保つことができれば、脊柱は生理的にも楽な自然な形を保つことができます。

骨盤サポートは座面クッションと一体になって機能しますので、適切な形状のバックサポートとお尻(坐骨)が前に滑り出さない座面が必要です。

座面クッション

使用者に応じた快適性や活動性を引き出すために、姿勢保持装置の座面(シート部)に載せて使用するクッションです。

ティルト

「ティルト」とは、座席全体が傾斜するようになっているもの。座位の姿勢(構え)は大きく変わらないので、ベルトやパッドを使う場合も特別な注意は要らない。ただし、十分に休息が必要な場合は、椅子から降ろして、ベッドなどに横になってもらう必要がある。

※リクライニング参照

ティルト

テーブル板

アームレスト(肘掛け)などに取り付けて、食事や作業、そして肘で支え体幹(たいかん)の安定をはかるために使用されます。木製、アクリル製、クッション製等があります。

前腕(肘から先の腕)の支持を容易にするため、あるいは手がテーブルの下に落ち込まないようにカットアウトすることが多いです。

 

テーブル板

泥よけ

雨の日もお出かけすることが多いときには必要です。

バックサポート(バックレスト、背もたれ)

バックサポ-トを後ろに倒して使う場合、必ず背中全体を支えなければなりません。その場合は、ハイバックタイプになります。ヘッドレストも必要になります。ヘッドレストの欄でも説明していますが、バックレストから分離したヘッドレストを使う場合と、頭の先まであるバックレストにヘッドレストが付いたものに分けることができます。

なお首がすわった子どもの場合には、バックサポートは肩の高さよりも低くなることもあります。

ひざパッド

膝部を支持する部品。

フットサポート(足台)

足底が宙に浮いていれば、座る姿勢は不安定になり、手の動きも悪くなります。足の変形がある場合は足台の角度を設定したり、立体的なクッションで対応したり、ベルトで固定したりします。

ブレーキ

ブレーキは自動車と同じように2種類あります。駐車ブレーキと制動ブレーキです。駐車ブレーキにも2種類あり、ハンドブレーキ(手動ブレーキ)とフットブレーキ(足踏みブレーキ)です。座位保持機能がついた車椅子の場合、介助者が操作することが多いのですが、利用者が操作する場合はその形状や取り付け位置、そして操作に必要な力など事前に細かな検討が必要になります。

制動ブレーキはキャリパーブレーキとも呼ばれ、自転車のブレーキと同じような構造のものです。坂道を下るときなどに便利で安心です。

 

キャリパーブレーキ

ヘッドレスト(頭部支え)

首がすわっていない子どもにはヘッドレストが必要です。座席を後ろに倒して頭が安定する場所を探しますが、ヘッドレストは、そのときにふらつく頭を支える機能を持っています。

写真のようにバックサポートと一体になったヘッドレストもありますが、背骨に変形がある場合はバックレストと分離したヘッドレストが必要です。ヘッドレストの位置を決めるのに苦労しますので、セパレートタイプで縦横前後に三次元に動くヘッドレストを選択します。また食事介助の時に介助者が頭を支えことがありますが、ヘッドレストが邪魔になるので、その時間だけ取り外して使うタイプなどあります。

【ヘッドレスト各種】

ヘッドレストヘッドレストヘッドレストヘッドレスト

ベルト

体を支える主なベルトは胸ベルトと骨盤ベルトです。そのほか肩ベルト、股ベルト、下腿ベルト、足首ベルトなど目的に応じて身体各部をサポートします。

 

ベルト

車輪(ホイール)

手押し型の場合は小さい車輪を用いられることが多く、タイヤは空気が入っていないノーパンクタイプと呼ばれるものと自転車のように空気を入れるものがあります。

空気入りのタイヤのほうが軽くて乗り心地がよいので多く使われています。ただし空気圧を管理しなければなりません。

※タイヤは車輪を構成している部品です。タイヤと車輪が混同されることがあります。

ポメル(内転防止パッド)

うまく座れない子によく見かけられますが、脚が交差するように閉じられ、腰が伸びてお尻が前に滑り出してしまう状態です。ポメルとは馬の鞍の前方の突起した部分をさす言葉ですが、座位保持装置に使う場合はお尻が前に滑り出るのを防ぐためや、脚が内側に閉じられる状態になるのを防ぐために使われています。 もちろん両方の目的で使用されることも少なくありません。

モールドクッション

支持面(背もたれや座面)が身体のかたちにそった曲面を持つクッション。身体の型どりを行い、成形します。

ラテラルサポート(横倒れ防止)

普通の椅子にうまく座れない原因は、体幹(胴体部分)の力が弱い場合か、左右のバランスがとれない場合、あるいは脊柱(せきちゅう/背骨)が変形している場合です。バックサポートを後ろに倒せば、前に倒れこむことを防ぐことはでき ますが、少し起こしてくると横に倒れこむことがあります。そのようなときにラテラルサポートは姿勢の崩れを防ぐ役割を果たします。ラテラルとは「側方の」という意味です。

写真のようにバックサポートと一体になった形状のものと、バックレストから分離したパッドタイプのものがあります。いずれも体幹サポートと呼ばれる場合もあります。

リクライニング

「リクライニング」とは、バックレストが後ろに倒れるようになっているもの。背中だけが倒れるので、倒しすぎるとお尻が前に滑り出すので、注意が必要。ただし、水平近くまで倒せるようになっていれば、仰向けになって寝た姿勢になるので、休息やおむつ交換などには便利。

※ティルト参照

リクライニング

レッグサポート(下腿支え)

膝から下を下腿(かたい)と呼びますが、主にふくらはぎを支えます。特に椅子全体を倒して使うときに、下腿部が落ちるのを防ぎます。写真は最初に角度を設定しておくタイプですが、座面との角度を自由に変えることのできるものもあります。